- 作者: 宇野朴人,ミユキルリア
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/09/07
- メディア: 文庫
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物語の全容がまだハッキリとせず、ぼんやりと 掴み所のない印象を抱いたのは、おそらくまだ始 まったばかりだと言う事と、あとは終盤でようや く明るみに出たオリバー自身の事が断片的にしか 語られていなかったから、なのかも知れません。 剣を交えたナナオが見出したものこそ、オリバ ーの“本質”であるに違いありませんが、あえて 伏せているのかどうか、それを友人達に悟らせる ような動きは極力控えてましたよね。ずっと何か ありそうな雰囲気を感じさせつつ、エピローグ前 までは隠し持つ凄味があまり表に出ていなかった ので、余計に最後に見せた本性であり裏の顔であ り異常な狂気が際立っていたように思いました。