リオランド 02.星紡ぎの姫と聖なる獣

[著者:岩井恭平/イラスト:れい亜/角川スニーカー文庫]★★★

 やっぱりと言うか何と言うか、結局ミカドは自国
からこんな扱いされてしまったか。それでも獄中で
異世界の知識を存分に吸収する事が出来たのは、エ
チカと“魂の双仔”の禁忌で結ばれていたお陰か。
 本来なら二人が個人で交わしているこのやり取り
を、リオランド王国と地球人達の一国と一組織の規
模で実現出来ていたならば……とこの期に及んでま
だ未練を残して言いたくなってしまうわけですが。
 リオランド殲滅と新たな建国、これ以外の更に別
の真意を地球人達が抱えているようで、ただ今の所
まだそこまでは見通せていない。一方でリオランド
も最大の狂気を身内に孕んでいる事が発覚(ただし
気付いているのはミカドのみ)。双方がぶつかり合
う中で、色々な事が複雑に絡み合って来そうです。

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