編集長殺し4

[著者:川岸殴魚/イラスト:クロ/ガガガ文庫]★★

編集長殺し (4) (ガガガ文庫)

編集長殺し (4) (ガガガ文庫)

 編集長が金髪ツインテロリである事以外、こと編
集者の仕事や作家との付き合い方については妙に現
実味溢れ過ぎている。あり得なさそうな状況が「い
や、もしかしたら……」と思わせる程度には信憑性
がありそうで、判断に困る所がまた面白くもある。
 一方的で傍若無人な編集長の振る舞いは、部下目
線からすれば大概「そりゃねえよ」となりそうなん
ですけど、稀に本人や作家の為、或いは会社の為に
発言している風にも取れるのがまた小憎らしい。
 マスタニの件は現実ではあまりあって欲しくない、
と思いたくなるような類。でも“流行り”と“書き
たいもの”の間で悩んで、煮え切らない態度を引き
摺ってる所なんか、凄くありそうなんですよね。

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