SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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ようこそ実力至上主義の教室へ10

[著者:衣笠彰梧/イラスト:トモセシュンサクMF文庫J]★★★

 試験課題の詳細が発表された段階で、既に清隆の
中で結果は確定事項となっている。そこに至るまで
の過程に違いが出るだけで。しかもどんな過程を辿
ったとしても、その全てのルートを想定して、どん
な想定外の事態が起ころうとも何食わぬ顔で対処し
てみせる。もうそれをこなせる時点で、清隆の中で
は想定外も想定内になってしまってるんですけど。
 あまりに理不尽過ぎる今回の特別試験。どうやら
生徒達にも茶柱先生等一介の教師たちにも手が届か
ないような、上位存在の介入がある模様。前々から
匂わせているように、清隆の過去と父親との確執が
根深く絡んでいるらしく、一年生クラス間での最終
決戦とは別に、そんな辺りも気になり始めてます。

既刊感想:4.57.5