[著者:白石新/イラスト:魚デニム/角川スニーカー文庫]★★
魔術衰退の原因が本当に“彼”にあるのならば、そもそも400年前のエフタルが試した『適正検査』は果たして本当に正確なものだったのか。真偽の程が追究されないのは、“彼”の研究成果だから万が一にも間違いはない、と信じ込まれていたからか。
エフタルに出た『無色透明』が本当に才能無しの証なのかどうか……努力の積み重ねだけでここまで魔術能力を向上させる事が出来るのか? もしかしたら本当に才能無しなのかも知れませんが、エフタルにそう思い込ませるよう“彼”が仕向けた、とも考えられるんですよね。
ともあれ、何故か400年前から現在まで、人間なのに生存の気配がある“彼”の行方が気になる所です。
落第賢者の学院無双 ~二度転生した最強賢者、400年後の世界を魔剣で無双~
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白石 新/魚デニム KADOKAWA 2019年09月28日