[著者:葵せきな/イラスト:仙人掌/富士見ファンタジア文庫]★★★
この期に及んで、もしも万が一“導かれし者達”が“擦れ違いこじらせ”を再び発動させたら、一体どうしたらいいのか……とか本気で考えてしまいましたからね!
もうこれ言っても「何を今更」感が半端ないですが、こいつら互いのエンカウント率高過ぎだろう。まあ景太達だけでなく、彼らの行動を知り尽くした真音さんもそれに乗っかってた関係者達も大したものでしたけどね。
既に前巻で景太はハッキリ答えを出してくれたので、あとはやり残していたあれやこれやにスッキリとケリをつけるような内容の最終巻。気にしていた蛇足感も特にありませんでした。
前述のように、全てをリセットされて引っ繰り返されそうな、何が起こるか最後の最後まで油断出来ない危惧も若干抱いてしまいましたが、それも結局は杞憂に終わってくれてホッとしました。
普段通りな面倒臭い賑やかさもいいけれど、たまには普段と違う“二人きり”で居たい。でもやっぱり普段通りじゃないと何となく物足りない。そんな関係。とても尊く愛おしいものに感じられました。
既刊感想:1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11
DLC 1、2
ゲーマーズ!12 ゲーマーズと青春コンティニュー
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葵 せきな/仙人掌 KADOKAWA 2019年10月19日