[著者:赤松中学/イラスト:こぶいち/MF文庫J]★★★
決戦の時! の筈が……
チアーズ対クィーンズ。千愛対白亜。チアーズが一つになっていよいよ、と盛り上がって来たのに「あれっ?」と感じる所がありまして。まあ実は中盤以降の展開で「ああ、そう言う事だったのか」と納得出来たんですけどね。前半のあの流れで話が片付かなくてホッとしました。県大会は前座
要は最初からそう言う展開を想定していたわけですね。白亜の千愛への執着があまりに強過ぎて、ここで終わってしまっては不完全燃焼だろうと思っていたので、途中の急展開には大分戸惑いましたが結果的には好転する仕掛けで良かったですね。千愛と白亜
互いの想いを見抜いていて、効果的な仕掛けを施す沙織は流石です。似たもの同士で分かり合えれば深い関係になれる。まあどう見ても相思相愛ですよ。10年意識し合ってるんだから当然と言えば当然か。残された問題
次巻で完結との事。全国大会優勝と、千愛の姉・百愛の行方や安否や再会出来るのかどうかなど。全てが良い結末を迎えられる事を願いたいですね。赤松 中学/こぶいち KADOKAWA 2019年10月25日