[著者:藤山素心/イラスト:アジシオ/HJ文庫]★★
人間と亜人
亜人大好きな人間の医者が、亜人の住処へ出張医療。人間と亜人、共存するも不可侵条約を結んでいる為に互いの馴染みは薄い。100年前の種族間戦争の影響もあって、亜人達に受け入れられるかどうか戦々恐々な主人公・テンマだったが……。医療現場と異種族間コミュニケーション
エルフ娘、ドラゴン娘、妖精娘に囲まれて、亜人大好きなテンマはご満悦の筈が、言葉の通じない亜人患者が多くて一苦労。医療に対する認識の温度差を肌で感じつつ、それでも“ヒトの医療”が亜人に通用する事を証明する為、あと赤字脱却の為に奮闘する。専門分野
亜人娘達とのいちゃいちゃ主張医療活動になるんだろうなあ……とか思ってましたが、意外と医療に関する専門用語(病名や症状や医療器具や薬関係など)が多用されていて戸惑いました。え、何の事言ってるのか分からないよ、みたいな箇所も幾つかあったりも。雇われ医者から独立開業?
最後は立場的には雇われての出張から完全にテンマが院長のクリニックになった、と言う事なのかな。これまでより伸び伸びと思い通りに動けそうですが、とりあえずは赤字脱却を一番に考えるべきか。亜人さん、今日はどうされましたか?
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藤山素心/アジシオ ホビージャパン 2019年11月01日