SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

小説の感想を日々書き連ねるブログ

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7

[著者:渡航/イラスト:ぽんかん(8)/小学館 ガガガ文庫]★★★

修学旅行
 またぼっち野郎には胃の痛くなりそうなイベントか……と、思ってたけど。八幡がその状況に慣れ切ってるのか、あとは葉山や三浦ら案外リア充グループと結衣を通じで関りを持っているからか、あんまり居心地悪い疎外感ってのは抱かなかったかなあ。その辺りの感覚は夏休みイベントや文化祭の時と同様で。

意味深で思わせ振りな人達
 葉山と海老名さん。そう言えば葉山って、表面上は完璧に見えても内面で色々抱え込んでいる素振りがあって、八幡に対して煮え切らない自分を自覚しつつ感情を剥き出しにするシーンが度々見られんですよね。葉山についてはいずれ掘り下げる時が来るのかな。

そして比企谷八幡は介入する
 今回もまた。八幡を知る人と知らない人、関わり方が深い人と浅い人、その違いによって“悪手”にも見えれば“救い”にもなる。ただ、こんなやり方を続けていると、雪乃や結衣と関係さえ変化して崩壊してしまうのでは……と危惧感は増すばかり。

ぼーなすとらっく!
 6巻本編直後の八幡と仲間内での打ち上げのエピソード。今回の本編終盤が大分精神的に来る内容だったもんで、この和気藹々な様子で気持ちが和んで何かホッとした。見知った集まりだと結構楽しめてるじゃないか、と八幡を見て思った。

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