SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

小説の感想を日々書き連ねるブログ

お隣さんと始める節約生活。電気代のために一緒の部屋で過ごしませんか?

[著者:くろい/イラスト:U35/富士見ファンタジア文庫]★★

第4回カクヨムWeb小説コンテスト・ラブコメ部門『特別賞』受賞作
 節約術に関しては、二人のやってる事に口挟みたくなったり、色々アドバイスしたくなったりも。でもまあそれも途中までで、仲良し半同棲生活を邪魔したくなかったので、黙って見守る事にしました。

約三週間で相思相愛
 ただし、互いに恋愛感情で好意を抱いている事になかなか気付けません。一目惚れで好きになるには短くもないけれど、それに気付くには三週間ではちょっと交流が足りない、そんな雰囲気でした。

山野さん、年上の余裕
 容易く間宮の懐に潜り込んで来る割に、肝心な所では隙を見せない。そう思っていた時期もありました。しかし、『山野side』の独り言を聞いて、そんな印象はあっさり崩れ去りました。内心一杯一杯でめちゃくちゃ可愛い人。

着実に距離は縮まるも
 間宮も山野さんも、どうしても一線が踏み越えられない。そこで「好きです」「好きだよ」と言い合っても、ハッキリした告白にはなってないみたいな所で、もどかしさを感じてしまいますね。