SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

小説の感想を日々書き連ねるブログ

塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い

[著者:猿渡かざみ/イラスト:Aちき/ガガガ文庫]★★

片思い(だと思い込んでる)押尾颯太
 「まさか俺のことが好きなんじゃ……いやそんな勘違いは――」→「勘違いじゃねえよ! 佐藤さんはお前の事が大大大大好きで大好きで仕方なくて日々悶えてるんだよっ!」

片思い(だと思い込んでる)佐藤こはる
 「押尾君の誰にでも見せる優しさを勘違いしてデートに誘うなんて余計な事を……」→「勘違いじゃねぇから! 颯太はキミの事が気になって気になって大好きで特別な優しさを向けているから!」

常時こんな感じ
 頼む! 早く気付いてくれ! このもどかしい状況からいい加減解放してくれ! と、悶えつつごろごろしてましたけども。でもまあ、こう言う感じに浸り続けられるって、いいですよね。

なんじゃそりゃあああ!
 ってなりました。貴方の事を言ってるんですよ、こはる父こと佐藤和玄さん。言葉足らずな所は似た者同士な父娘だったなあ。しかし家庭の方針、親の方針と言われたらもう簡単に口出せないので、とりあえずホッとしましたよ。