SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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灰と幻想のグリムガル level.15 強くて儚きニューゲーム

[著者:十文字青/イラスト:白井鋭利/オーバーラップ文庫]★★

パラノマニアの影響で頭おかしくなってた
 「一体俺たちは何処に向かっていて何を読まされているんだ……」とか茫然自失だったのが遠い昔のよう。実際に本編は久々でしたが、ここへ向かっていた……のか? 初っ端の状況はサブタイトル通り。

ふりだしにもどる
 でも強い。でもメリイ以外は主な記憶が飛んじゃってる。何処かで経験した事があるような、スタート地点のオルタナに戻る。待望だった筈が、感動や歓喜よりも、戸惑いや不安が先に立つのは仕方ない所か。

経験値は嘘を吐かない
 記憶が飛んでも経験は蓄積されている。でなければ、対ゴブリン戦であっさりゲームオーバーになってる。危なっかしいながらも「今のハルヒロ達ならば大丈夫」って思える。そんな安心感と安定感。

再会の時は近い?
 そういやメリイって、ユメの事は仲間に告げてたけどランタの事はさっぱりだったね。まあいっか、ランタだし。描写があったので再会フラグと思いたいですが……記憶が飛んでる影響で、あまりすんなり行く気がしないなあ。

既刊感想:『灰と幻想のグリムガル』感想一覧