[著者:北山結莉/イラスト:nana/MF文庫J]★★★
世界の『謎』
『異世界の現実』か『ゲームの中の非現実』か。微かな前世の記憶、個々のステータス情報、などを見る限りは現状どちらとも言えない。もしかしたら、両方が混ざっている可能性もあるのかも。世界に生きる『登場人物』達の謎
NPCって言語、細部のステータス設定、“運営側の介入”みたいな雰囲気とか、人格の入れ替えに人造人間の創造など。いかにもゲームっぽい印象なんだけど。そんな単純ではない複雑な要素が絡んでいそう。掴みは充分
まだプロローグ段階とあとがきで触れられていた通り、盛り上がって行くのはこれから。当然謎は山盛りながらも、シオン視点での状況や言動、感情の起伏などを丁寧に描いてくれていたお陰か、取っ付き易く物語にも入り込み易かったです。北山 結莉/nana KADOKAWA 2020年01月24日