[著者:秋/イラスト:しずまよしのり/電撃文庫]★★★
最終回?
みたいなノリと勢い。クライマックス感全開。こんな展開で一気にラストまで駆け抜けるとは想定してませんでした。アヴォス・ディルヘヴィアに関しては、特にもっと引っ張るもんだと思ってたので。レイの前世と正体
「あーなるほどね~」となりました。アノスがレイの前世についてそう言ってるから「そうなのかな?」と思ってましたが……意表を突く展開でした。アノスをも欺く巧妙なレイ立ち回り、気付けないわけです。勇者学院との交流から2000年前の確執へ
魔族への怨念は、実は勇者の末裔の総意ではなく、結局はたった一人がたった一人だけに向けたものだった、と言う事。凄まじく壮絶な怨念と執念。アノスは相変わらず全く揺るぎもせず余裕綽々でしたが、相手の執着心は鳥肌が立つようなおぞましさでしたね。アノスが望んだ結末
これでもかとばかりにストレートに圧倒的な力量差で敵対者を捻じ伏せ、かつて2000年前に「見たい」と望んだ光景を現世の場で淡々と手繰り寄せる。見事と言うほかにない着地でした。少し気になる謎も残されたので、次はその辺りに触れて行くのかな?魔王学院の不適合者3 〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜
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秋/しずま よしのり KADOKAWA 2018年11月10日