SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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異修羅II 殺界微塵嵐

[著者:珪素/イラスト:クレタ/電撃の新文芸]★★

狂人達の戦いの宴、開催の時迫る
 『新しい勇者』を決める為の上覧試合。今回の展開を経て、正式に『六合上覧』と名称が決定しました。が、未だにその舞台は完全に整っておらず、決闘者も全ては出揃っておらず、本戦の開催もあと少しだけ先の事になりそう。とは言え、大分決闘者の個々のエピソードも積み上がって来たので、次巻辺りで火蓋が切って落とされそう。

黄都は修羅達を殺し合わせたい
 ……と言う話は表向きに見えているだけのもので、実は裏の『意図』が存在していた。それが明確に描かれている所が重要なポイント。全ては『黄都二十九官』による策謀で、食わせ物揃いな『修羅』達をも利用しようと目論む。しかし、奴等が大人しく利用されたままでいるとは思えない。

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