SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

小説の感想を日々書き連ねるブログ

弱キャラ友崎くん Lv.8.5

[著者:屋久ユウキ/イラスト:フライ/ガガガ文庫]★★★

文化祭後から年越しまでの短編集
 時系列的には7巻と8巻の間かな。各話ざっくり感想行きます。

1 ファースト・クリスマス
 文化祭の打ち上げ、からのクリスマスイブ。菊池さん、クラスにしっかり馴染んでいて何か嬉しい。菊池さん、友崎としっかり通じ合えていてほっこり。菊池さん、葵との会話が何だったのかとても気になる。

2 名もなき花
 日南葵が『NO NAME』になるまで。葵の過去について、かなり深い掘り下げ。今回最も印象に残ったエピソード。日南家三姉妹が二人姉妹に変化している点、何かの伏線か。見逃せない、忘れてはならない重要ポイント。

3 好きな人のカノジョ
 みみみ、よく言ったなあ。いや、相手が菊池さんだから言えたってとこもあるのか? 彼女なら受け留めてくれるだろう、と。みみみの潔さが、結果的に菊池さんの好感度を上げる事になったとも言える。ギスギスしないで良かった。

4 嘘と朝焼け
 レナさんのこと正直あんまり覚えてなかったんだよごめん。アタファミのオフ会の時のか、菊池さんに誤解を与えた原因だったか、8巻読み返さなきゃ……。そんなレナさんの『本質』のお話。今後友崎と絡む事があるなら、頭に入れておいた方がいいのかな。

5 みんなのうた
 みんなでカラオケ&葵の課題。もう今となっては友崎にとって割と苦戦せずこなせそうな課題。和気藹々とした雰囲気が良いね。一番のポイントはオチのシーン。得意気な友崎に鋭い一撃。まだまだ葵の方が格段に上手のようで。

6 炬燵の天使
 エピソード1の、菊池さんと葵の会話の答え合わせ。ここでも葵の妹達の話が……やっぱり気になる所だなあ。あとは菊池さんがまじ天使。

ボーナストラック「勇者友崎の冒険 VR体験版』
 特装版ドラマCDの小説版。友崎が愉快な仲間達とVRゲーム体験。本編の重荷を忘れて軽い気持ちで楽しめる内容。通常版しか買ってなくて、これ読んだらちょっとドラマCDも聴いてみたくなった。

既刊感想:6.5