[著者:タンバ/イラスト:夕薙/角川スニーカー文庫]★★★
帝位争い激化の前兆か
今回、表向きで帝位争いに目立った変化は見られませんでしたが、水面下では色々と暗躍する影があったりも。何となく遠くない内に帝位争いで事が大きく動きそうな、そんな予兆も感じられました。兄の背中を追っていた弟が変わるべき時
これまで誰より最もアルに羨望の眼差しを向けて来たレオ。「アル兄さんの方が皇帝に相応しいのでは……?」と言う思いが払拭出来ずにいた。その彼が変わろうとする覚悟と決意が存分に見られます。最大の功労者
そしてレオ以上に輝いていたのが、ラインフェルト公爵。第一皇女リーゼに長年求婚し続けている人で、アルに「彼なら義兄でもいい」と言わしめる程。それだけで如何に傑物かが分かる。詳しく描かれなかったこの後日談、次巻以降で見てみたいものです。最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い3 無能を演じるSSランク皇子は皇位継承戦を影から支配する
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タンバ/夕薙 KADOKAWA 2020年04月28日