SIDE ONE ~ラノベの感想を日々書き連ねる~

ラノベの感想を日々書き連ねるブログ

月とライカと吸血姫7 月面着陸編・下

[著者:牧野圭祐/イラスト:かれい/ガガガ文庫]★

 運命の『月面着陸』最終段階。


 ここまで来たら、もう「失敗するなんて絶対にあり得ない!」って思い込みながら読み進めるのみでした。万が一そうなったら、作中の誰にとっても悲劇の結末にしかならないので。

 とは言え、この“最終段階がゆっくりひたひたと近付いて来る”展開は、なかなかくるものがありました。異はキリキリ痛むような気分だし、ハラハラドキドキは治まらないし。

 そんな中で、レフもイリナもバートもカイエも、ミッションに関わる関係者たちも、全員が常に前向きな姿勢で自信を抱いて突き進んでいました。そう言った姿を目の当たりにして、「絶対に大丈夫だ」と安心を取り戻せたように思えました。


 ラストシーンに関しては、もう満足過ぎて何も言う事ないです。何も言葉に出来ないほどに素晴らしかったです。

 ひとつ欲を言うなら、この終わり方を受けて『後日談』も凄く見たくなったな、と。特にレフ、イリナ、バート、カイエの四人の事と、連合国と共和国の先の関係ついて。今は想像に任せて余韻に浸ろうと思います。

既刊感想:星町編


古き掟の魔法騎士III

[著者:羊太郎/イラスト:遠坂あさぎ/富士見ファンタジア文庫]

 『騎士の誇り』とは何か? を問う回。


 ハッキリとした答えは告げず、己の行動を示して背中で語る、みたいな。

 シドのそう言う本質って、彼と深く関わらないとなかなか理解され難いんでしょうけど。

 それだけに、分かって欲しい相手に伝わり響った“瞬間”って気持ちが高まるんですよね。

 今回の場合は、ルイーゼそんな役割だったかなと。

 終盤で『騎士の誇り』の真意を告げたシドの後ろ姿、カッコ良過ぎでしたね。


 しかし今回、過去の因縁と関わった事で、過去のシドの謎がさらに増えたような……。

 この辺りの事情はずっと気になってるんですけど(シドが語ろうとしないから)。

 現状は、話が進めばいずれは……ってとこでしょうかね。

既刊感想:II


俺は星間国家の悪徳領主!4

[著者:三嶋与夢/イラスト:高峰ナダレ/オーバーラップ文庫]

 リアムって、どストライクな異性の好みによる『色仕掛け』には、意外と弱いのかな? 復讐のために徹底的にリアムの性癖を研究し尽くした、ユリーシアの必死の『攻め』を見ながら、そんな風に思ったりもしました。そう考えると、彼女も案外惜しい所までは行っていたのかも。

 それはさておき、今回は士官学校から軍務研修まで。個人寿命がめちゃくちゃ長い世界せいか、ひとつのイベント自体の流れがとても早く感じられます。それでも物足りないと言う事は全くありませんが。むしろ短期でぎゅっと濃縮されているような読み応えです。

 前巻から、力を入れてリアムに復讐すべく策を巡らせて来た『案内人』。とてもよく頑張っていました。が、やはり予想通り……と言うか、予想を遥かに超えた“しっぺ返し”を喰らってました。いや、今回のリアムがあまりに圧倒的で凄過ぎでしたね。

 それでもなお『案内人』はリアム撲滅を諦めない。どこから湧いて来るのかサッパリ分からんその執念だけは、凄いとい言わざるを得ないのか。次に絡むのはインチキ剣士の安士の弟子達か、最後に存在だけ出て来た『第三皇子』か。大学編になるらしい次の展開も、リアムの『勘違い悪行』がどこまで発揮されるか、見物ですね。

既刊感想:


俺は星間国家の悪徳領主!3

[著者:三嶋与夢/イラスト:高峰ナダレ/オーバーラップ文庫]

 『案内人』 出番ないのに 大ダメージ

 全然表に出て来なくて、リアムが恩人と勘違いしたまま思い返すだけで、もう彼に手を出すのは諦めたとのかと思ってました。まあ、今回の最後の最後でリアムに執着し過ぎる姿が見られたので、ちょっと安心?しましたけど。

 と言っても、大体『案内人』自身が策におぼれて自滅するパターンなので、次回もそうなるんじゃないかなあと予想してますど。ただ、今度はかなり慎重に丁寧に事を運んでいるようなので、リアムを一瞬でも焦らせる事が出来るか……無理だろうなあやっぱり。いつもより余計に策を練っているので、その分何倍もしっぺ返しが来そうな気がします。楽しみですね。


 今回はリアムの『幼年学校編』。入学から卒業まで一気に駆け抜けます。リアム自身は『凄い悪い事をやっていると思っている』のに、全部が全部『善行』にすり替わってる所は相変わらずで。その辺りの見せ方はやっぱり凄く面白いですね。読んでいて引き込まれます。

既刊感想:


剣と魔法の税金対策4

[著者:SOW/イラスト:三弥カズトモ/ガガガ文庫]

 今回は『徴税権』と『敵対的買収』について。

 徐々に税金話の難易度が上がって来ている? のかなあ、と個人的には思ったりしたのですが……。なので、巻末の解説は必見です。読む前に知識入れておいた方が、断然本編の内容を楽しめるんじゃないかなと思いました。

 物語としては、ゼオスの過去がメインのお話。彼女がかつて何者であって、どんな経緯を辿って税天使になったのか? ブルーとメイがゼオスの過去に触れた事で、心の距離は縮まった……んでしょうかね? 税に関しての態度は変わらずですけど、多少なりとも親近感は得られたような気もしました。

 あと気になってるのは税悪魔ノーゼの事。クゥと深い繋がりが見えた事で、今後はクゥが話のメインに置かれる可能性も出て来たのかな? そうなると、ノーゼの存在が確実に影響を持つ事になる。更にブルーとメイが抱える借金とどう絡む事になるか。次の税金話ネタも含め注目したい所です。

既刊感想: