SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

小説の感想を日々書き連ねるブログ

追放された俺が外れギフト『翻訳』で最強パーティー無双!3 ~魔物や魔族と話せる能力を駆使して成り上がる~

[著者:高野ケイ/イラスト:熊野だいごろう/TOブックス]

 今回はこの世界の根幹に関わる真実が明らかになるエピソードで、これまでよりもかなりのシリアス展開な雰囲気でした。

 世間一般には、『神が魔王を滅ぼした事で平和が訪れた』と伝わっていた所、実は全く異なる真実が隠されていたと言う事。何故かと言えば、それが明るみに出るのは人間にとっても『本当に救った側』とっても都合が良くなかったから。この事実にはかなり驚かされました。

 その事実を知ると同時に、かつて世界に絶望を与えた存在が封印から復活した場合、シオン達では現状とても太刀打ち出来ない、と言う厄介な問題に直面してしまう。この難局をどう乗り越えるのか、非常に熱量のこもった見応えのある内容で面白かったです。

 あとは前から気になっていた、かつてシオンを追放したイアソンとの件も、今回一致団結しなければならない状況で、わだかまりが解けてくれて良かったですね。

 物語の展開としては、大きな山を越えて一段落な感じで、これで締めても良いのかなあって印象でした。ただ、真の問題解決に向けて、続きの展開も見てみたいですよね。

既刊感想:

世界最強になった俺 ~最強ですけどなにか?~2

[著者:浜咲たゆ/イラスト:イシバシヨウスケ/HJノベルス]

 マリベルの故郷の現状確認、世界武道大会へ向けての準備、レイフォンとアシュリーの里帰り、など。どうやら今後のメインは世界武道大会がメインイベントとなって行きそうな流れ。

 何故世界武道大会が重要かと言えば、代表選出者が魔王率いる魔族代表と6対6で戦う事が決まっていて、何故そうなったかと言えば、魔王が一方的に「条件飲まなければ即座に滅ぼす」と言って来たから。

 ……いやいやちょっと待てよ人間達も勇者とか居るんだからあっさり悪条件を受け入れずに抵抗しろよ! と思ってしまいましたとさ。この物語の人間族と魔王の力関係って一体どんななんでしょうね……と考えさせられたりもしました。

 今回は世界武道大会開催までには至らず、レイフォンの里帰り話がほぼ中心の展開でした。正直このエピソード、特に鬼ごっこの経緯とかこんな長尺で必要だったのかなあ、と首捻りつつ。しかし、どうも続刊が無いようなのでお察し下さい、的な事情があったのかも知れません。

既刊感想:

その門番、最強につき3 ~追放された防御力9999の戦士、王都の門番として無双する~

[著者:友橋かめつ/イラスト:へいろー/Mノベルス]

 王都の隣国からの急襲。友好関係を結んでいたはずなのに何故? 暗躍していたのは魔族。隣国を乗っ取っていたのも魔族。この展開に合わせて、過去をあまり語りたがらなかったセイラの出自が判明。

 中盤以降は、セイラと彼女が伏せていた事情がメインとなる展開でした。セイラがそう言う立場だった事はちょっと意外だったかな? 今回の件を通じて、ファムやスピノザに押され気味だった個性が際立ってくれて良かったなと思いました。

 それにしても、魔族の動向はイマイチ読み切れないと言うか。魔王復活を目論む勢力がどの程度の規模なのか、団結しているのか一枚岩ではないのか、実態がまだ把握し難い印象な所は気になりますね。

既刊感想:

その門番、最強につき2 ~追放された防御力9999の戦士、王都の門番として無双する~

[著者:友橋かめつ/イラスト:へいろー/Mノベルス]

 王都門番衛兵としての日常を送るジーク。指揮する第5分隊達との交流も順調で、結構安定期に入り始めて来たのかなあ、なんて思ってた所で新たな任務が舞い込む事になる。

 それは魔王を封じる光のオーブの守護者、光の巫女ソニアの護衛任務。魔族が暗躍し、王都の騎士団と衛兵の中に裏切りの内通者の存在が浮かび上がる中で、ジークは仲間と共に不穏な動きを見せる問題に立ち向かって行きます。

 今回は、第5分隊のメンバーである、セイラ、スピノザ、ファムのそれぞれの個性を掘り下げる描写が、特に印象に残る内容だったかなあと思いました。個性が把握出来るようになると、それぞれの活躍の場でより個々の魅力を感じられるようになって、ジークとのやり取りも一層面白く感じられたりします。

 ジークは仲間を大切にする気持ちは強いんだけど、好意感情的な盛り上がりは全く期待できない男なので、その辺りは周囲の仲間達が賑やかにしてくれる事に期待したですね。

既刊感想:

才能〈ギフト〉がなくても冒険者になれますか?4 ~ゼロから始まる『成長』チート~

[著者:かたなかじ/イラスト:teffish/HJノベルス]

 ハルとルナリアの二人旅の中に、冒険者依頼で命を救ったエルフ少女エミリが新たな仲間に。魔術や精霊術を得意とするエルフ族には珍しい、直接拳闘攻撃な武闘派エルフ。

 三人で依頼をこなし、扱い切れない戦利品をオークションへ出品するイベントに参加し、新たな強い特殊武器やアイテムを手にして、冒険者ギルド依頼任務の最中に強大な精霊の加護を得て、王都に突如襲来した魔王とハル達が対決する事になります。

 今回の展開を追っていて、明らかに「展開が迷走している上に早過ぎぃぃ!」と思ったんですが、それもそのはず今回で一区切りだそうで。一応かなり駆け足ながら話は畳めていましたが、描き切れなかった部分も多かったですよね。特に途中で関わった魔族の件に関しては、丸々問題が残ってしまったので残念ですね……。

既刊感想: