SIDE ONE ~ラノベの感想を日々書き連ねる~

ラノベの感想を日々書き連ねるブログ

経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。 その3

[著者:長岡マキ子/イラスト:magako/富士見ファンタジア文庫]

 月愛と龍斗の交際。順調そうに見えて、まだどこかちょっとした不安定さが感じられる、そんな展開でした。「どこが?」と問われると、実際には漠然とした雰囲気的なものなのですが。

 互いの『理解』がまだ追い付いていない、知れば知るほど「まだ自分は相手の事がちゃんと分かってない」と思い、そこから不安に繋がって行ったのかも知れません。

 ただ、月愛も龍斗も、相手を好きだと思う気持ちに揺らぎは無くて。たとえ龍斗を諦め切れない海愛の介入があっても、月愛に男の気配があっても、お互い自分にとっての『一番』は何も変わらない。そんな所を見せてくれた所は良かったなと、安心出来ましたよね。

 もう大分安定期に入ったように感じられるのですが、ここから更にどう物語を進展させて行くでしょうね。海愛の件で若干の不安要素が残っている気もするので、そこを突いてくるのかどうか。

既刊感想:

カノジョの妹とキスをした。3

[著者:海空りく/イラスト:さばみぞれ/GA文庫]★

 これだけ破局と略奪愛展開を強く望んだ物語は、これまで無かったかも知れない。それも『爆発しろ』的な冗談交じりの弄りではなく、真面目に本気で心の底からそうなってくれと願ってしまう程で。

 個人的には、もうどうしようもなく晴香が嫌いなんです。話の流れ的に、そうなってしまうのも仕方ないと思ってます。終盤の晴香視点の語りがとどめの一撃で、「こりゃもうあかん」ってなりました。

 誰を最も責めたくなるか、と考えると、矛先がどうしても晴香に向いちゃうんです。時雨が「その恋愛感情は小学生で止まったままだ」みたいな発言事に対して、酷く的を射てるなと思わされましたね。

 博道は晴香に気を使い過ぎて、自分ばかりを責めて追い詰める。それを見ながら、何も分かってない無邪気な『好意』を押し付けられるもんだからたまらない。何もかもぶちまけて、もう時雨とどうにかなっちゃえよ! なんて事も言いたくなりました。

 次回が最終巻と言う事で。この泥沼最終形態から、一体どんな結末になるんでしょうね。皆が幸せになるのはもう無理だと思うので、せめて博道自身が納得のゆく選択をして答えを出して欲しいです。

既刊感想:

楽園ノイズ3

[著者:杉井光/イラスト:春夏冬ゆう/電撃文庫]

 言葉足らずで無自覚な口説き文句は反則だなあ、と先輩ヒロインズは思っていたはず。しかも、さりげなく「それ口説き文句」と指摘されただけでは素で気付けていない。そういうとこだぞ真琴よ。

 と言うわけで、新キャラ&後輩キャラ&ベース担当の新メンバー登場。名前は志賀崎伽耶。正確には、真琴が意見する前に、強引にねじ込まれたと言うか。もっとも、現メンバー達からは好意的に受け入れられたので、しっくりハマっていたんだろうなあとは思いました。

 その結果、ベース担当の真琴が弾き出される羽目に。とは言っても、真琴も皆も合意の上での決定。真琴にとっては、再びネット動画のソロ活動に身を置く事で、自分とバンドとの関わり方について、色々考える余裕が生まれて良かったんじゃなかな、と。

 伽耶の扱いに関して、真琴が決めた事には納得出来たかな? 考えた上での説得力もあったし。まあ真琴が今後も絡む期待を持たせたからには、また伽耶とも積極的に組んだ展開も含めて欲しいですよね。

既刊感想:

りゅうおうのおしごと!15

[著者:白鳥士郎/イラスト:しらび/GA文庫]

 バラバラにはなっちゃったけど、それぞれが進むべき道で、やるべき事をより意識出来るようになっているのかなあと思いました。対局から離れてる八一の方はさておき、今回はやっぱりあいですよね。

 万智さんの事もあったり、珠代の事もあったり、どちらも充分主役を張れる内容でしたが、最後にはあいが駆け抜けて行くんですよねえ。影響を受けながら、逆にあるいは与えながら、それぞれが違った形で成長を見せて行く。とても良いものでした。

 今回のあいについて。“見えていない部分”が多い未熟な脆さと、内に秘めた計り知れない潜在能力、これらを同時に見せ付けられたような、そんな展開でした。「ちょっと周囲から後れを取ってるなあ」と思って油断してたら、この終盤の極限状態での爆発力ですもん。末恐ろしいとはこの事か、と。

 あとは銀子の行方に関して。とりあえずホッと安心出来ました。復活の兆しを匂わせた描写もありましたが、この状況で再び将棋界に参戦する事が可能なのか。良くも悪くも多大な影響を及ぼしているだけに、まだ不安や心配は尽きないですね。

既刊感想:『りゅうおうのおしごと!』感想一覧

VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた2

[著者:七斗七/イラスト:塩かずのこ/富士見ファンタジア文庫]

 現実のVTuberの生配信もこんな感じなんかなあ? と、ぼんやりと考えていたら、そういや前巻でも同じ事を感想に書いてたなあって気付きました。

 なんだろ、未知の世界過ぎて言葉にならないと言うか、言葉を発せられないと言うか。多分実際に生配信に参加しても、見るだけで終わってしまうタイプだなと思いました。それとも、もしも『推し』が出来れば行動力が180度激変するんかなあ? なんて考えながら、わちゃわちゃを眺めてました。

 登場ライバーが多いので、個人的には把握するのがちょっと大変に感じたかな。でも、それぞれに尖りまくった個性は存分に発揮されていたので、巻を重ねるごとに記憶にも定着して来るのかなと。

 あとはひたすらストゼロ。もう終始ストゼロ。限りなくストゼロ。そこに頼り過ぎで、視聴者ファンに飽きられないか余計な心配をしたりとか。でも、充分理解した上で、“飽きられない工夫”や“楽しませ続ける工夫”なんかも見られましたよね。

既刊感想: