[著者:アマサカナタ/イラスト:KeG/GA文庫]★
二組の人間と竜、過去から現在へ抱え続けた想い
ギルバートもルゼも、お互いに相手の事を大切に想い過ぎるが故に、『自己犠牲』な行動を起こしてしまいがち。それは、大切な人が12年前に負った心の傷が、全て自分の責任だと言う罪を背負い続けているから。今度は「自分が護りたい」「支えになりたい」って気持ちが、強過ぎてしまうから。12年の時間を埋めるには、もっと基本的で根本的な、大切なその人の事を深く理解して行かなければならない。何も分かっていなかった、と互いに思い知らされる。でも、もう気付けたから、あとは時間が解決してくれる。心配はいらないですよね。
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