[著者:藤木わしろ/イラスト:さくらねこ/HJ文庫]
全力でシリアスを回避する
だってケイル、シリアスな空気を作ったら電撃が流れる腕輪とかセリスに作らせてんだよ? 仕向けるカイルも実際作っちゃうセリスも頭おかしい。どんだけシリアスムードを作りたくないんだよ、と。まあ、リーシュに余計な負担をかけたくない気持ちが根底にはあるのかも知れないですけどね。ケイルだって、本来は話をシリアス展開に傾けてでも、魔剣の擬人化やリーシュの過去について知りたいだろうし、それに関する情報も求めているはずだし。
そこら辺の小難しく面倒臭い事情は、養父のフォルトに丸投げしてる感はありますけど。リーシュの件の根幹に触れ始めたので、次辺りで更に話が開けて行きそうな予感も。ケイルの方も、リーシュの過去と向き合う事が避けられなくなりつつあるのかも。