［著者：三木なずな／イラスト：柴乃櫂人／ダッシュエックス文庫］ 前世の存在が行方不明 前世、なのかどうなのか。過去の人格についての情報が驚くほど描かれていない。一切と言い切ってもいい。タイトルの『村人Ａ』って「一体どこ情報？」とツッコミたく…

［著者：漂鳥／イラスト：刀彼方／ダッシュエックス文庫］ ＮＰＣ好感度ナンバーワン 現実に極めて酷似した仮想現実ゲーム体験だとしても、ＮＰＣってあくまで『作られた疑似的な人格』に過ぎない。と、大半のプレイヤーって、どうしてもＮＰＣに対してそん…

［著者：羽田遼亮／イラスト：fame／富士見ファンタジア文庫］ 予想以上の邪神教団の脅威 ……大地母神の総本山、脆弱過ぎません？ 逆にゾディアック教団の方が狡猾で、強さ・策略共に何枚も上手だったと言うべきなのか。教団の対抗勢力として、ウィルとの共闘…

［著者：福山陽士／イラスト：シソ／富士見ファンタジア文庫］ 納得の収束と、意見が割れそうな結末 気になっていた、同居生活の先延ばし、奏音、ひまりとの関係がこじれて深刻化、バレたらアウト案件の処理。こうなってしまう『可能性』については、大体の…

［著者：藍藤唯／イラスト：霜降／富士見ファンタジア文庫］ 闘剣士としての可能性 かつてのコロッセオでの『天下八閃』が、物語に大きく絡んで来るとなると、今後は闘剣士としてのフウタの再起がメインとなって行くのかな。 登場してない天下八閃の人達も、…

［著者：三上康明／イラスト：大槍葦人／富士見ファンタジア文庫］ レイジの成長、背中を押し決意を促すエピソード 異世界転生者の要素は前巻よりも更に希薄で、物語への影響力は極めて小さい。ただ、レイジの『災厄の子』と天賦珠玉『森羅万象』は、どこか…

［著者：氷高悠／イラスト：たん旦／富士見ファンタジア文庫］ 親の横暴は許せんが二人が納得ならそれでいい 親の身勝手を理不尽に押し付けられているだけの様にしか見えなんですが、結局当人同士がそれでいいならいいか、としか言えない。趣味は合うし、声…

［著者：羽田遼亮／イラスト：えいひ／富士見ファンタジア文庫］ 強さのレベルが測れない 俺ＴＵＥＥＥ……くない？ どっちだ？ 終盤の展開で大いに戸惑う。主にリヒトの『強さのレベル』を描く部分で。散々『能ある鷹は爪を隠す』素振りを見せて来たのは、一…

［著者：冴吹稔／イラスト：西陽ミツバ／富士見ファンタジア文庫］ 喪われた彼の存在を蘇らせる為に尽くした歳月 ２４０年越しの執念の結晶が報われる。一言でまとめるのは簡単だけど、想像を絶する歳月と労力を目の当たりにして、上手く言葉に出来ませんで…

［著者：安居院晃／イラスト：美和野らぐ／富士見ファンタジア文庫］ 姫様が遠くから視線を送るのは何故？ 遠距離特化型の宮廷魔法士の主人公レイズが、何故か頻繁に物陰の片隅からじっと視線を送られているお姫様を守護する物語。俺ＴＵＥＥＥ系と、姫殿下…

［著者：鉄箱／イラスト：きのこ姫／ガガガ文庫］ ５歳児の演技と存在の影響力 珠理阿と母親の早月の演技指導と、母娘関係の事。演技力の未熟さを感じた美海がつぐみを敬遠して、関係がこじれてしまった事。最初はこの２本立て。 転生して５歳児になっても、…

［著者：オキシタケヒコ／イラスト：toi8／ガガガ文庫］★ 無知なまま渦中に放り込まれたら誰だって朋之浦夫婦みたいになる 反撃の回。主人公回。百刈圭の独壇場。『どんな手段を用いても、誰を利用する事になっても、必ず目的を成し遂げる』。絶望の淵に立た…

［著者：虹元喜多朗／イラスト：ねめ猫(6)／ガガガ文庫］ 前世の行いがあってこその成果 現世で生きる事に絶望して→突然の交通事故死で→異世界転生でチートスキルを確約され→たのに外れを引いた→けど主人公補正であっさり無双劇場。 めっちゃどストレートに…

［著者：水沢夢／イラスト：春日歩／ガガガ文庫］ 女神の人間界への侵略、カウントダウン 人間界、詰んだ。いや、ホントに。どうすんだろ？ って、最初の段階から。相手は天上の女神。力の差は歴然、人間側に対処方法はほぼ無し。１２歳の少年が背負うには、…

［著者：川岸殴魚／イラスト：so品／ガガガ文庫］ こいつぶん殴りてえとよく思わせてくれる態度 シェイの呪剣の能力回復と、エレミアの事情がメインのお話。呪剣回復の方は、普段通りに討伐者ギルドの依頼をこなして行くのを手段とし、エレミアの方は勝手に…

［著者：猿渡かざみ／イラスト：Ａちき／ガガガ文庫］ 塩対応が変わる時 最初の内は「やっぱりそう簡単には変われないか……」とか思いつつ、こはるのいつもの『塩対応』な言動を眺めていたんですけど。『自分を変えたい、そして友達を作りたい！』、と言う内…

［著者：瑞智士記／イラスト：遠坂あさぎ／ＧＡ文庫］ 魔王にとっては全て些事 イシュトがリッカ、ミラブーカ、シギュンとそれぞれに好感度上げるイベントを発生させつつ、冒険者パーティのいちチームとして依頼をこなして行く日々。大規模なミスリル採取イ…

［著者：みかみてれん／イラスト：雪子／ＧＡ文庫］ 鞠佳だけが欲しがっている様に見えていたけど…… 「なんでこんな平常心なの？」と、絢の様子を疑問視しながら眺めてました。だって、鞠佳の母親に「自分役に立ちます」アピールして、渋々両親の了解を得て…

［著者：白鳥士郎／イラスト：しらび／ＧＡ文庫］★ 最終章 銀子が到達した『初の女性プロ棋士誕生』の熱意が冷めやらぬまま、気持ちが定まらないまま、あまり居心地の良くない余韻を引き摺ったまま、の状況から。 今回対局シーンそのものは、かなり控え目だ…

［著者：kimimaro／イラスト：もきゅ／ＧＡ文庫］ 謙虚で優しく相手を優先して考えられる良心の塊のような主人公 周囲の人達がもれなく規格外の超優秀で、相対的に自分の能力や価値だけが酷く劣って見えてしまう現象。で、一旦その枠の中からを抜け出せた時…

［著者：串木野たんぼ／イラスト：加川壱互／ＧＡ文庫］ 彼女にとっての泥酔の必要性 七瀬の酒好きの程度が、アルコール依存症レベルでちょっと心配だわ。まだ二十歳でしょ(確か）。一体何が切っ掛けでこんな酒好きになったのやら。先輩の雫の酒好きの影響を…

［著者：サトウとシオ／イラスト：ななせめるち／ＧＡ文庫］ 何故彼は賢者と思い込んでしまったのだろうか？ 何故、サシャ以外の誰もがアルトの前世が魔王だと疑惑の目を向けないんだ！ こんな露骨に思わせぶりなヒントを振り撒いていると言うのに！ いやあ…

［著者：二丸修一／イラスト：しぐれうい／電撃文庫］ 末晴と真理愛 満を持しての真理愛メイン回。黒羽と白草の後発キャラ故の『出遅れた感』を、一挙に巻き返す為に用意されたようなシナリオ。末晴の『妹』から『恋人候補』へ成り上がるべくの、かなりガッ…

［著者：斉藤すず／イラスト：緜／電撃文庫］ その戦場は仮想か現実か 仮想現実の戦闘空間が、突如『現実』のものと入れ替わってしまった状況。ここがこの物語の最大の謎。抱え切れない『何故？』を、道中で拾って背負い続ける事になる。最終的には、読み手…

［著者：真代屋秀晃／イラスト：咲良ゆき／電撃文庫］ いとこ同士の信頼関係 春太が真波にウザ絡みしているのは。素を出せて、信頼されて、心を許せている証。真波が春太にだけは遠慮なく絡んで行けるのが、その事を一番明確に示している。 春太も真波も、互…