[著者:新井輝/イラスト:さっち/富士見書房 富士見ミステリー文庫]★★
Room no.1301(#9)
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新井輝 富士見書房 2007年10月
おおお! 遂に日奈が言っちまったな〜。しかし今回冒頭の近未来の佳奈との関係を眺めてた限りでは、てっきり日奈は本心を隠し続けてるもんだと思ったのだけど……姉妹関係破局までは行かなかったのか、一旦壊れてしまったけど何処かで修復出来たのかどうか……。
日奈が秘密――自身の気持ちとシーナの正体をぶちまけちゃったので、シーナ編もしくは日奈編或いはシーナ&バケッツ編もそろそろ佳境か。“他人にとって正しいかどうか”を気にするよりも“自分にとって正しいかどうか”を考え肯定するようになった今の健一は、果たして目の前に現れた傷心の日奈とどう接するだろうね。
日奈の事にケリがつけば、残っているのは本来無い筈の13階と住人達の事くらい? 13階から退出して散り散りになるのは、既にこれまで語られた近未来エピソードで確定している。不確定なのはそこに至るまでの過程。どう畳むのか、今はまだ見当が付かないなぁ。