SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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機動戦士ガンダム00[1] ソレスタルビーイング

[著者:木村暢/イラスト:柳瀬敬之・羽音たらく/角川スニーカー文庫]★

 同名アニメのノベライズ。アニメのファーストシーズンは、中盤OP・EDが変更になった頃から観始めて最終話まで視聴。この小説版で初期エピソードを後追いする、と言った具合(とりあえずグラハムさんの台詞がことごとくガンダムラブな感じで素敵過ぎだったよ)。

 今の所はアニメ同様「何故?」と問い掛けたい部分が一杯ある。そもそも刹那、ロックオン、アレルヤ、ティエリアの4人が何故ガンダムマイスターとして選ばれたのか? とか、彼らがソレスタルビーイングの行動理念にある明らかな矛盾を受け入れてまで戦う理由は何なのか、とか。過去にも色々ありそうなんだけど、アニメではその辺りの多くが伏せられたままファーストシーズン終わっちゃったんだよねぇ(前半で語られてたのかと思ってたんだけど、どうやらそうでもないらしい)。

 基本的には多分アニメシナリオ基準。そこで手が届かなかった細部のあれこれを小説版で見せて欲しい。一番望んでるのはキャラクターの心理描写なんだけど、今回は感情の乗り具合がやや物足らずだったので次に期待。