[著者:赤井紅介/イラスト:椋本夏夜/スーパーダッシュ文庫]★
真夏の無人島調査も、裕樹にとっては透華の水着姿を拝んでの目の保養もそこそこに、彼女との関係も現状維持で進展せず、過去の遺物との死闘で肉体酷使するハメになっちまったなー。読む前の印象からは「今回は息抜き展開か?」と思ってたんだけど、これまでより更に激しい戦いがメインだった。
しかし提示されていた謎がちょっとほぐれて来たと同時に、別の謎が積まれてしまうのはこれまでと変わらずな印象。まだまだ伏線や断片的な描写が多いので、全容を把握し切れずにいるってのが正直な所。ただ、キーパーソンである菫、カトリーナ、それにサーニャも再び表舞台に上がって来そうな感じなので、もうちょっと見通し明るくなるかな?
パーフェクト・ブラッド(5)
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赤井紅介 集英社 2008年12月