[著者:平坂読/イラスト:よう太/MF文庫J]★★★
相変わらず反応せずにはいられない箇所が多過ぎて、これだけ多岐に渡るライトノベル要素をぶち込んでくれている所にひしひしと“ラノベ愛”を感じさせてくれる一品。ただ、今回最も激しく共感覚えて頷かされてしまったのは“インターネット恐い”だったけど(気がつけば読書時間も吸われてる)。
コスプレ、留学生、妹、メタ論、入れ代わり妄想、リレー小説、百合、野郎会話……色々あったけど、一番はラノベ部創設の過去エピソードと、それに追従しての龍之介と美咲の関係かな〜。何かこう互いの想いを確かめ合った時に、色んな気持ちの混ざった溜息が漏れてしまったよ。嬉しくもあり切なくもあり。今は多分もう吹っ切れてるんだろうね。
既刊感想:1
平坂読 メディアファクトリー 2009年01月