[著者:海冬レイジ/イラスト:松竜/富士見ファンタジア文庫]★★
確か誓護って、元々直接的な戦闘能力の弱さを卓越した知略でカバーする戦い方をしてたと思うんだけど、冥府の麗王六花の教誨師にも引けを取らない力を得てからの強さは、以前と比較にならない程凄まじいものだなぁ、と言うのをまざまざと見せ付けられた感じ。アコニットの冥府からの魔力供給が絶たれているので、誓護が踏ん張らなきゃならんのは把握してたんだけど、それにしても今回は予想以上の活躍ぶりだったよな〜。シスコン野郎の癖にカッコ良過ぎだろ。大切なか弱き姫君を見事護り抜いた今、あとは関係を“友達”から進展させるのみ?
あとは思わぬ鈴蘭の再登場にニヤリ。相変わらず素敵に歪みまくりなアコニットへの執着心だったわ。
幻想譚グリモアリス(2)
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海冬レイジ 富士見書房 2008年10月