[著者:鷹見一幸/イラスト:KeG/角川スニーカー文庫]★★
シリーズ第2巻。新しい対戦ゲームを考案して、設定ルールを綿密に練り上げて、本戦前予測と戦術を編み上げてゆくまでがメインの展開。この辺りの要素を、朋絵や光明と同調して追ってゆく所に面白さが凝縮されているのは前巻と一緒。“母校存続を賭けての真剣勝負”という背景は忘れちゃいけない所なんだけど、そういうのすっぽり頭から抜け落ちてしまう程楽しいよなぁ(好きなイベントの開催前日に準備してる時の感覚に似てる……かも?)。
これで楢山高校の存続は確定? と思いきや、樫森高校と桜川女子高校もまだまだ諦めずに足掻きそうな模様。今度はこの二校の対戦らしく、そこに朋絵や光明がどう関わってゆくのかが見物だな。
既刊感想:一芸クラブに勝機あり!
会長の切り札(忍者ガールで罠をはれ!)
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鷹見一幸 角川書店 2009年03月