[著者:松山シュウ/イラスト:かわぎしけいたろう/電撃文庫]★★
前巻で物足らんなー、と思っていたキャラクター同士の触れ合いがきちっと盛り込まれていて、その辺りが特に良かったなぁ。セロとルルーラ、セロとヴィオレータ、ルルーラとヴィオレータ、そしてそれらを含めた三人の交流を、それぞれ違った形での信頼関係とか絆とか充分に見せて貰えたので。
今回セロと大きく関わっていたマリィやリノについては、セロ達の絆を際立たせる“繋ぎ”のような役割という印象だったかな。二人ともセロの心に少なからず影響を与えてくれたので、このまま埋もてしまわずに今後も彼に関わって行って欲しいな。
既刊感想:I