［著者：入江君人／イラスト：茨乃／富士見ファンタジア文庫］★
第21回ファンタジア大賞『大賞』受賞作。
雰囲気は充分伝わって来た。が、話がイマイチ伝わって来なかった。そんな感じ。曖昧な物言いや遠回しな表現にやたら引っ掛かり躓く事が多くて、奥歯に挟まったモノが何か分からないままずっと取れないような、そういう座り心地のあまり良くない印象だったか（神様が壊した世界そのものの設定にしても、墓守の役割にしても、アイの中途半端な墓守＝人間と墓守のハーフという要素にしても）。
だもんで、前半のハンプニーの行為に「は？」で、ラストの結末に「え？」となってしまった。とにかくこの世界観をもっと詳しく知りたかったなぁ。
神さまのいない日曜日
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入江君人 富士見書房 2010年01月
