[著者:高木敦史/イラスト:笹森トモエ/角川書店 角川スニーカー文庫]★★
“菜々子さん”の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕 (角川スニーカー文庫)
- 作者: 高木 敦史,笹森トモエ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/07/31
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 38回
- この商品を含むブログ (48件) を見る
第13回角川学園小説大賞『優秀賞』受賞作。 奈々子さんが一生懸命画策したアレやソレ。最終 的には、“何よりも坪手明の病気の回復を切に願う が故の行為”なんだろうなと予想してたし、そうで あって欲しいと思ってた……んだけど。どうも奈々 子さんにとっての最優先は、“彼の事を想い心配し て”ではなく、“自分自身の為に”って事なのかつ まりは。まあ結局の所、腹の内を語らなくても互い に相手の思考を知り尽くしてるみたいだし、それで 納得出来ているみたいだからいいんじゃないかな。