[著者:吉野匠/イラスト:木村樹崇/このライトノベルがすごい!文庫]★

終末領域のネメシス 2 (このライトノベルがすごい! 文庫)
- 作者: 吉野匠,木村樹崇
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2013/12/09
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (2件) を見る
ウィルス生命体『ネメシス』に侵略され、壊滅状 態に追い込まれ、廃棄を余儀無くされた他校生徒の 受け入れから始まる今回。挨拶代わりに模擬戦やっ てみたり、親交深める為に歓迎会を開いて劇を演じ てみたり、外側のネメシス侵略など何処吹く風のよ うな和気藹々とした学生生活風景がありました。こ れで前回みたく、戦闘経験浅い生徒が戦場のど真ん 中に叩き込まれる、という展開になるのが恐かった のですが、幸いそんな状況には陥らなかったです。 ただ、冬輝のやらかした事はそれ以上に衝撃的で したね。ネメシスの幹部『クインビー』の一人と手 を取り合って逃亡するとは……。これはさすがに擁 護出来ない行為で、最後は拘束され査問会に掛けら れる事になってしまって次巻に続く展開でした。 この冬輝の行動から、ネメシスと人類はひょっと して分かり合えるのか? と思ったりもしましたが、 今回のケースは偶然の産物で、多分そう甘くはない でしょうねぇ。まだネメシスの頂点である『クィー ン』自身の考えが読めませんが、冬輝との因縁も何 かありそうな含みのある物言いで、異世界からやっ て来た事との関連性なども気になる所ですね。 既刊感想:1
本書は宝島社様より頂きました。有難う御座いました。