[著者:竜ノ湖太郎/イラスト:天之有/角川スニーカー文庫]★★
問題児たちが異世界から来るそうですよ? そう……巨龍召喚 (角川スニーカー文庫)
- 作者: 竜ノ湖太郎,天之有
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/10/29
- メディア: 文庫
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シリーズ第3巻。元々はコミュニティの農園施設 拡大の為に、招待を受けたアンダーウッド収穫祭へ 繰り出そう、というお話でした。が、何時の間にや ら十六夜が元々住んでた世界の過去エピソードがメ インになってましたね。殆ど語られずに伏せられて いた事もあって、なかなか興味深い内容でした。 幼少時代から箱庭に飛ばされた今まで、十六夜は やってる事が全然変わらないですね。向こうで本当 の本気の全力全開を発揮出来なかった事が、色々不 満やら鬱憤が溜まる要因になっていたのかな、と思 わされました。生まれる世界を間違えたと言う感じ でしょうかねぇ。そういう経緯を知ると、元の世界 に微塵の未練も無く、箱庭へ飛ばされた直後にあっ さり順応してしまったのも妙に納得出来ました。 十六夜の生き方に多大な影響を与えた金糸雀の存 在については、特にレティシアが終盤で非常に気に なる事を述べてましたね。元の世界と箱庭は何か繋 がりがあったり影響し合ったりしてるのかどうか。 それと魔王に拉致された同胞達はどうなっているの か? 謎が深まる一方で更にギフトゲームを仕掛け られて、混乱必至の続きでは一体どうなるのか。 既刊感想:1、2