ストライク・ザ・ブラッド (5) 観測者たちの宴 (電撃文庫)
- 作者: 三雲岳斗,マニャ子
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/10/10
- メディア: 文庫
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絃神島『波朧院フェスタ』後編。前巻からの続き で、監獄結界から解き放たれた犯罪者・仙都木阿夜 と囚人達の強襲。標的にされたのは、記憶を奪われ 幼女にされた監獄結界の管理者にして“空隙の魔女” こと南宮那月。第四真祖である古城は、那月の命を 守る為に、心身に重症を負った優麻を救う為に、仙 都木阿夜の謀略で始まった絃神島の崩壊を止める為 に、何度も死にそうになりながら駆け回ります。 今回の場合は敵の目的が『第四真祖』とはあまり 関係の無いところにあったのに、まあこれでもかと よく巻き込まれまくりでしたね。危機に陥った近し い人を救いたい想いが強いからなのでしょうけど、 物凄く古城らしいと言えばらしい行動力でした。 しかし最後まで辿ってみると、実は仙都木阿夜で さえその凶行を利用されていたらしい驚愕の事実が 明らかに。獅子王機関も何だかキナ臭いですね。古 城にとっての本当の敵とは一体何処に存在するのや ら……。古城の『第四真祖』が目的で襲撃された事 は、今まであまり無かった気がするので危機感はま だ薄いですが、古城中心に物語が回り出せば敵対す る存在も明確になって来るかも知れないですね。 既刊感想:1、2、3、4