[著者:琴平稜/イラスト:karory/富士見ファンタジア文庫]★★★
勇者リンの伝説 Lv.3 七つの球を探し求めて俺たちの学園祭がカオス。 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 琴平稜,karory
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2013/09/20
- メディア: 文庫
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ユースタシア学園最大の祭典『獅子王祭』。その 開催中に正体不明の魔女が現れ、何故かカイ達を標 的にして「学園内に七つの封魔球をばら撒いた。学 園祭終了までに回収しないと魔物が開放されて楽し い時間が潰れちゃうよ」と言い放ちました。強制的 に魔女の陰謀を聞かされてしまったカイ達は、学園 祭のイベントを満喫する暇も無く、七つの封魔球を 探すべく駆けずり回る羽目になってしまいます。 とは言え、展開としては各種イベントを渡り歩く 事になるので、望んだ楽しみ方ではないですが満喫 はしてたんじゃないかと思います。ちなみにカイと リンの助っ人でニーナとジルが初っ端から参戦して いるので、全体的な変態濃度がかなりきつくなって ます。誰かこのダメな大人の暴挙を止めて下さい。 封魔球ひとつ探す度に色んなイベントで騒動起こ して変人っぷりを見せ付けていて、思わず吹き出し てしまいそうな所も沢山ありました。最後はリンの 活躍でちょっと良い話で収めるのも、カイが勇者課 程への転科を棒に振るのも恒例になりましたね。 今回は妙に濃いキャラが多過ぎだったせいか、リ ンが目立たない地味なアホの娘になってた気がしま す。可愛さでも性別明かしたクロトの方が圧倒的で したし。次はもっと弾けて欲しいなと思いました。 既刊感想:1、2