SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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妹さえいればいい。2

[著者:平坂読/イラスト:カントク/ガガガ文庫]★★

妹さえいればいい。2 (ガガガ文庫)

妹さえいればいい。2 (ガガガ文庫)

 伊月に対する最終兵器である義妹の千尋は、まだ
まだ温存のようです。そこに関連する事で、羽島家
の家族関係の複雑さや微妙さを垣間見せる描写もち
らちらあって、そっちも結構気になってます。千尋
の秘密が伊月にバレるかどうかのタイミングで、家
族の事も徐々に描かれて行くのではないかなと。そ
の辺はゆっくりじっくり楽しみに待つとします。
 プロ作家達の馬鹿騒ぎに乗じての、作家や編集者
と言った出版関係のお話は、どのエピソードも興味
深くて面白いですね。伊月や春斗などの作家に関わ
る部分は、経験談の方も多分に含まれているのかも
知れません。どれが本当でどれが虚構かは、あんま
り深く考えない方が楽しめるような気もします。

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