- 作者: 椎田十三,憂姫はぐれ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2016/03/10
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (4件) を見る
もどかしくてむず痒い。相変わらずさじ加減が絶 妙ですね。薫の奥底に押し込めている本心はそうじ ゃないだろう。それは分かってるんです。もう最初 の頃からそうなんだから。こちら側がとっくの昔に 分かっているのを承知した上で、薫の反恋愛活動を 黙って見守る。これが無難な楽しみ方だろう、と。 でもやっぱり声を大にして言いたい。「リア充な のはお前達二人の方だろ!」と。高砂と薫が二人き りになった時限定ですけど。この二人だけの時間の 雰囲気が、とても自然で本来あるべき姿のように映 るので、反恋愛活動の方では「難儀な事だなあ」と ため息が漏れてしまうわけです。今後もそうだと思 います。終止符を打つ日は来るんでしょうかね。 既刊感想:1、2、3