- 作者: 奇水,鍋島テツヒロ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2016/11/10
- メディア: 文庫
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『魔術』と『魔導』の違いについて、小難しい講
義を延々と聞かされていたかのような感触でしたか
ねえ。終盤ヘルメスが仕掛けた挑発に乗った辺りか
ら特に理解度が壊滅的で、「読解力が足りてないの
かな〜?」「いや丁寧に舐める様に文章を追ってい
る筈だし」とか勝手に心の内で葛藤を繰り広げてし
まう始末。結局サッパリでしたし、最後に愛がどう
のこうのと言われても「はぁ……そうですか……」
と微妙な心境で曖昧に返す事しか出来ませんでした
よ。まあ肩書きが修道女だからなんでしょうけど。
基本的な所で、連作短編の起承転結構成がかなり
拙いのではないでしょうか。盛り上がりが見付けら
れなくて。あとアルナルドが結構な空気でした。