[著者:周藤蓮/イラスト:ニリツ/電撃文庫]★★★

- 作者: 周藤蓮,ニリツ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/08/10
- メディア: 文庫
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ラザルスの心の底からの「どうでもいい」は、彼 にとってこれ以上ない位“どうでもよくない事”だ と言うのがよーく分かる内容でした。そうやって声 に出して発している事自体、本当は無関心でいられ ないと言ってるようなもんですよね。おそらくラザ ルスにも自覚はあるんでしょうけど。今回はリーラ と自身の気持ちを放っておかず、ちゃんと彼女と真 剣に向き合ってくれた事、凄く嬉しく思いました。 あとは序盤での何気ない台詞、『踏める限りの正 当な手段を踏め』が終盤で非常に大きな意味に変化 する展開が堪らなく良かったですね。「ここに掛か って来るのか!」という感じで。重要なものが掛か った緊張感溢れる賭博勝負も見応え充分でした。 既刊感想:1