- 作者: 樫本燕,ぴょん吉
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/11/25
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (1件) を見る
第13回MF文庫J新人賞『最優秀賞』受賞作。 とても奇妙な感覚でした。何故優太の身に未来跳 躍の能力が備わったのか? この謎が残されたまま で話が進んでいるのも原因のひとつでしょうけど、 自分自身の事で身に覚えの無い現状こそが、最も座 り心地に違和感を抱いた要因なのだと思います。 まず嬉しい気持ちが来る前に、「何故?」を真っ 先に浮かべてくれた優太を見て正直ちょっと安堵し ました。初っ端から人生投げ棄てたかのように割と 腐り切っていた上で、更に特殊能力を得て「ラッキ ー!」とか浮かれてたらホントどうしようかと。 まあそれにしても、何とも居心地の良くない状況 だったなと。一体何処に落とし穴があるのかと、あ まり味わいたくない方のドキドキで胸一杯でした。