[著者:佐伯庸介/イラスト:白狼/電撃文庫]★★
- 作者: 佐伯庸介,白狼
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/12/09
- メディア: 文庫
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『いるんだからしょうがない』。アルの存在価値 を揺さぶった幼女プーチの何気ない一言。その場限 りとあっさり受け流してしまいましたが、後にアル から発せられたその言葉が「そのタイミングで差し 込んで来るか」と。物凄く心が揺さぶられました。 元・勇者とは言え、スケルトンと化した現在、人 目に付くような事をやって無事に済むのか? と初 っ端から結構心配してましたけど。割と図太いと言 うか楽観的と言うか、そんな調子でも勇者の肩書で どうにかなりそうな所が妙な安心感を与えてくれた のか。それにこの世界の人達って、人外に対して抵 抗感少なくないですか? それとも、受け入れられ 易いのはアルの立ち回りの巧さなのでしょうかね。