[著者:十文字青/イラスト:白井鋭利/オーバーラップ文庫]★★★
灰と幻想のグリムガル level.14++ もし君とまた会えたなら (オーバーラップ文庫)
- 作者: 十文字青,白井鋭利
- 出版社/メーカー: オーバーラップ
- 発売日: 2019/06/22
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る
思わず「うぜえ」と言いたくなってしまうランタ のクソうぜえ絡みが懐かしくて、パーティ加入初期 の頃にまだ馴染めなかったメリイの不器用な性格が とても愛おしくて、もう見る事の無いモグゾー押し が弱くて優しい姿が切な過ぎて。分かっていても、 過去の日常が絡んだエピソードは色々と込み上げて 来るものが大きくて感情移入し過ぎてしまいます。 様々な経験を通じて得られたものは掛け替えのな いものばかりだけれど、同時に切り捨て失って来た ものも決して少なくはない。ユメが離脱してから相 当の時間が流れ、ハルヒロ達もあんな状況で先が見 通せませんが、オルタナでの無事な再会を強く願わ ずにはいられない、そんなラストシーンでした。 既刊感想:『灰と幻想のグリムガル』感想一覧