SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

小説の感想を日々書き連ねるブログ

終焉を招く神竜だけど、パパって呼んでもいいですか?2

[著者:年中麦茶太郎/イラスト:にもし/GA文庫]★★

甘やかし、のち死闘、のち甘やかし
 上げて、落として、また上げる。娘を甘やかしに甘やかしまくる親バカップルのいちゃいちゃ描写が延々続くかと思いきや、一転厳しいタイムリミット設定の緊張感に満ちた戦闘へ。そして事が済んで落ち着いてから、まだデレデレとだらしない表情を浮かべ娘を甘やかしまくる。今回の落差の激しい展開、非常に上手くハマっていたなと思いました。

護りたい想いが勝利を確実なものにする
 親娘三人、互いに揺るぎない勝利と成功を信じ合っている。なので条件最悪のタイムリミットだろうと、万が一にも失敗するとは全く疑ってませんでした。前半のリヤンとレイがアマデウスを甘やかしてる風景が、『絶対に護れるに決まってる』と言う意思となり、後半の激戦に強く乗っているんですよね。

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