[著者:綾里けいし/イラスト:村カルキ/MF文庫J]★★
本当は平穏無事な日常の方が良いに決まってる
平穏な日常風景のその先に、奈落の底に叩き込む『落とし穴』の存在がある事を警戒していました。この物語の雰囲気? 特性? 的なモノから放たれる匂いで、そんな和気藹々と学園祭が無事に済まされるわけはねえぞ、と。いや、何にも無ければそれが最良なんですよ。コウも精神崩壊のリスクを経て、死に物狂いで『逢魔ヶ時』を越えたわけで、どっぷり平穏に浸らせてあげたい気持ちもあるし。でも、まあ、「やっぱり……」って感じでしたかね。何度『やり直し』を繰り返せば救われるのか
『逢魔ヶ時』とは、誰が、何の為に、引き起こしているのか? 解明への道を辿る事で、真の救済に繋がって行きそう。ひとつ、明確になっているのは、間違いなく『人間が起こしている』と言う事。既刊感想:1
綾里 けいし/村 カルキ KADOKAWA 2020年09月25日頃