[著者:芝村裕吏/イラスト:片桐雛太/MF文庫J]★★
歴史に名を刻んだ場所から
ガーディが大軍師として名を残し、既に亡くなった先の未来から、かつての足跡を辿るように歴史を振り返る。やはりこの独特な語り口は興味深い。どれくらい先の未来から、誰が、どの様な状況で見ているのか。何者かの視点で追いながら、ガーディの何処を辿り、何処まで行けば終着点となるのか。色々想像する楽しみもありますよね。大軍師は『全て』を救いたい
人間・亜人連合対北方の侵略者。極少数の自軍の手勢で、どの様にして大群の敵を退けるか。今回の大きな見所です。ガーディの知略の冴えを垣間見ながら、追い詰められた側の『想定外の怖さ』も見せつけられてしまいました。ガーディの衝撃が直に伝わって来た分だけ、より印象に残るシーンでした。既刊感想:1
やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい2
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芝村 裕吏/片桐 雛太 KADOKAWA 2020年02月25日頃