[著者:川田両悟/イラスト:GreeN/MF文庫J]★★
魔剣姫をたらしこんで魔剣をゲットする未来が見えた
ざっくりと『俺はこの学園で七つの魔剣を手に入れる!』なお話。何故その目的を抱いているのか? 七つ全て手にした後どうするのか? その辺りはまだ明確ではない。ただ、ナハトが記憶から失った、出自や過去とは何らかの関係性がありそう。出だしの掴みは充分で、設定面もよく練られていて手堅いなって印象。既に気になっている要素は多い。ナハトが『飛島』に抱く奇妙な感覚、人族と古代人と魔物の関係性、『魔素』の影響力、七つの魔剣が存在する意味、などなど。ちょっと見せる程度に留めて、興味をぐいっと引き込むようなさじ加減が絶妙。続きの盛り上がりにも期待したい。
七人の魔剣姫とゼロの騎士団(1)
posted with ヨメレバ
川田 両悟/GreeN KADOKAWA 2020年10月24日頃