SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編3

[著者:衣笠彰梧/イラスト:トモセシュンサク/MF文庫J]★★★

全学年大規模試験の始まり
 シリーズ史上最大規模の試験の幕開け。じっくり時間を掛けて描いて行くような、こちらを常にワクワクさせてくれる意気込みが感じられました。

 今回の試験のルール説明とか、スタートからのそれぞれの立ち位置とか、さすがに情報量が多い。でも、分かり易く丁寧に描かれている。まだ前半戦で動きが活発になってないから、把握し易い所はあるかも知れませんが。それでもさすがの牽引力。興味は尽きず、ぐいぐい引き込まれてしまいます。

 清隆周りでは、主に七瀬との同行・交流がメイン。彼女が抱える事情を把握し、問題解決を見たかにも思えましたが、最後に不穏な影が……これを文章ではなく、イラストで見せるってのも面白い所。

既刊感想:『ようこそ実力至上主義の教室へ』感想一覧