[著者:岬鷺宮/イラスト:堀泉インコ/電撃文庫]★
特殊な立場の彼女との距離
日和の事をもっと知りたいと思えば思う程、特殊な立場にある彼女との『距離』を思い知らされる。深春の視点で、「本当に日和が心底好きなんだ」とハッキリ理解出来るから、余計もどかしさが募る。そこに加えて、深春の幼馴染み・絵莉を交えての三角関係っぽい空気。これは主に日和がどうしても『部外者』意識を抱いてしまい、思い悩む事に。
本当にね、深春と日和って相思相愛なんですよ。ただ、様々な要因が、二人の不安や疑念を掻き立ててしまう。うまく行きそうで行かない、なかなかに辛い、我慢の連続。でも、最後で色々と報われて良かったです。日和に関しては天命評議会の事があるので楽観は出来ませんが、とりあえずホッと一息。
既刊感想:1
日和ちゃんのお願いは絶対2
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岬 鷺宮/堀泉 インコ KADOKAWA 2020年11月10日