[著者:伊達康/イラスト:紅緒/ガガガ文庫]
最後まで変わらない面白楽しい雰囲気で
一郎、友人キャラを目指している癖に、重要な秘密を色々抱え過ぎていた問題。龍牙の性別隠しを筆頭に、やむを得ず一郎自ら一挙に暴露させられる羽目になってしまう。緊張感が最高潮なはずの最終決戦直前なのに、思わず吹き出してしまいました。大勢でわちゃわちゃした雰囲気は、最後の最後まで良い意味で変わらなかったですね。阿義斗との直接対決は、多少シリアス寄りでしたけど。一郎が『友人キャラ確立』の為にずっと足掻き続けた所が、やっぱりこの物語で一番面白かったですね。
まあ結局は、一郎って『主人公気質』なんだと思う。でも、ここまで立ち位置が固まっても、一郎には『友人キャラ』を追求し続けて欲しいですよね。
友人キャラは大変ですか?(10)
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伊達 康/紅緒 小学館 2020年11月18日